今朝(4/15)の日経朝刊より

このドル建て保険の「初年度の」手数料が契約額の3.0〜4.5%という点に注目です。
保険の手数料は見えづらいと言われていますが、なかなか高いものだなという印象です(^^;

見出しの【金融商品「売って終わり」脱却】は、
つまり、『売って終わりで販売している』と言い換えることが出来ます😅

最近、ドル建て保険のご相談が多いです。
外資系保険会社や銀行窓口で多く勧めていることが伺えますし、
また、そのトラブルや苦情のご相談が国民生活センターには多いそうです。

なぜ【ドル建て保険】の苦情が多いのでしょう??

ドル建て保険は、ご承知の通り
円→ドルに両替して月々の保険をかけていきます。
つまり、毎月保険をかける時にその時点での為替レートの影響を受けます。

例えば
(日本円的にキリが良いので)月々1万円をかけたいとします。
申込時の為替レートが1$=100円なら、
1万円÷100円=100$
【ドル建て】の保険ですから「月々100$を払込む」という設定になります。

翌月以降、毎月100$をその時点での為替レートで日本円に換算して
指定銀行口座から引き落とされていきます。
 
⚫︎108(円安)の場合、月の保険料は「100$」を基準に
 100$×108円=10,800円の掛け額が引き落とされます。

⚫︎95円(円高)の場合は、
 100$×95円=9,500円の引き落とされます。

このように月々の為替レートによって月々の掛け額が変動します。

これと同じく、
満期やいざという時に受け取る保障額がその時点での為替レートの影響を受けることになります。

例えば、受け取る保障額が500万円(申込時1ドル=100円で計算)で申し込んだとします。
【ドル建て】保険ですから、
500万円÷100円=「5万ドル」が保障金額となります。
*日本円ではなく米ドルです*

さて、満期やいざ必要となった時にその時点での為替レートが影響を及ぼしますので
⚫︎108円(円安)なら、5万ドル×108円=受取額は540万円
⚫︎95円(円高)なら、5万ドル×95円=受取額は495万
となります。

つまり、
【円高】になると
⚫︎月々の保険料が安くなる
⚫︎保障金額が減る

【円安】になると
⚫︎月々の保険料が高くなる
⚫︎保証金額が増える

ということになります。

あくまでもこれは、ドル建ての「保険」ですので、
いざという必要な時に、為替レートによって受け取れると思っていたはずの保障金額が大きく目減りすることもあります。
あるいは、だいたい1万円くらいで掛けれると思っていたのに、月々の負担額が増えてしまう。
…などとの場合も少なくありません。

日経記事にもあるように
長引く低金利で融資は稼ぎにくいので、多くの金融機関が販売手数料に傾斜しており、ドル建て保険も積極的に販売されていますが、為替レートによって月々の保険料や将来の保障金額が変動するリスクがあることを十分に理解した上で、実際に加入するかどうかを検討しましょう。

資産形成は、
何のために、いつまでに、いくら必要なのか?
保険による資産形成が良いのか?

これをしっかりと見据え、
あなたの資産状態を俯瞰して見て判断し、
最初から最後まできちんとサポートしてくれるアドバイザーを持つことがとても大切です。